吹田市千里山西で、
先日引取りにて、ガラス割れ替え&ガラスパテ→シリコンコーキング打ち替えした、
木製「引き分け」窓を納品(建て込み)に伺いました。
お屋敷の茶室の木製腰高窓です。
建て込み後
ガラスが1枚割れていたのですが、メインの作業は引取りにて施工した、
昔の施工方法でカチカチのガラスパテが経年劣化でぽろぽろ取れてきていたものから、
シリコンコーキングへの打ち替えです。
取れてきているガラスパテ(ガラス周りの白い部分)
コーキングに打ち替え後(各ガラス周りの茶色の部分)
こちらの木製窓は、よくある左右に引き違える「引き違い窓」では無く、
最近では見かける事が無くなった、左右に引き分ける「引き分け窓」です。
引き違い窓だと、
左右どちらかによせて開けるだけなので左右どちらかにガラス障子が残りますが、
引き分け窓だと、
左右にそれぞれ開けてガラス障子が左右の雨戸と共用の戸袋に収まり、フルオープンになります。
デザイン的にも茶室にぴったりの窓です。
大抵の年代物の建具は、よれてきて「召し合わせ」部に隙間が出来てる場合が多いですが、
こちらの建具はよれ一つ無く、写真でも解るようにピシャっと合っています。
やっぱり本物の「和」建築はいいですね!(^_^)V
背筋がピシッと伸びて、凛とした気持ちになります。